眼が白い①~角膜変性症からの潰瘍~

otsuka-ah.jp

 

副院長の佳瑛子です。

「最近、なんだか眼が白っぽくみえるかも・・・」

と来院される方がいらっしゃいます。

眼が白い・・と言っても、どこの部位が白いかによって治療方法が異なってきます。

今回、お話するのは、、

眼の角膜表面が白くなってしまっているワンちゃんについてです!

f:id:otsuka-ah:20200618171348j:plain

フルオレセイン染色後

正直、写真がうまくとれていませんが・・・*1

この子の目の中心部分が白くなっているのがわかりますか?

その上に薄っすらと緑の液体も入り込んでいます。

甲状腺機能低下症を治療中のチワワちゃん、とても可愛くいい子です(*''▽'')

眼の中心部が白いのは、角膜変性症といって脂質やカルシウムが角膜に沈着

ている状態です。高脂血症甲状腺機能低下症、副腎皮質機能亢進症などの基礎疾患

が隠れていて二次的に発生していることがほとんどです。

 

混濁だけでは、痛みありませんが、変性部分がはがれ落ちると潰瘍を生じるため、痛

みがでてしまいます。その場合は、角膜潰瘍の治療を行います。

 

この子の場合も、潰瘍に対し以下の治療を実施しました!

血清点眼

(血液の血清部分を点眼として使用します。他の子の血液でもOKです!)

プラス

犬用コンタクト の装着です。

私たちのコンタクトは、毎日洗って装着してとなりますが、

ワンちゃんにはそういうわけにはいかないので基本は装着したら

次の診療までそのままにしてもらいます。

コンタクトをすることで痛みを軽減することができます。

f:id:otsuka-ah:20200618175147j:plain

コンタクト装着後

 角膜変性症で出来てしまった白濁は、完全に消失することは出来ないことがほとんどです。

この子はまだ加療中ですが、毎日の点眼!頑張ってくれています♪

*1:+_+