子宮蓄膿症ってご存じですか?

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副院長の佳瑛子です。

今日は、雨が降ったりやんだり風も吹いて・・個人的には保育園の送りが大変でした。

 

不妊手術をしていない犬・猫でみられる病気の一つとして、子宮蓄膿という病気があ

ります。

先月に緊急手術をした子の写真をのせますね。

少し気持ち悪い写真がでます・・・

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チワワちゃんの子宮です。

健康な子宮は、お箸くらいの細さのものですが、中に膿が溜まり、ソーセージの様にな

っています。

この子は、一般状態も悪く、診察日当日に輸血をしながらの緊急手術となりました。

現在は、いつもの生活を取り戻し元気に過ごしています(*^-^*)

 

子宮蓄膿症は、細菌感染によって子宮腔内に膿液が溜まって子宮が腫大する疾患です。

細菌が産出するエンドトキシンという内毒素によって様々な重篤な症状を示し、早急に

適切な処置を行わないと、急性腎不全や播種性血管内凝固症候群(DIC)を示し、死亡

してしまう可能性がある、恐ろしい病気です。


症状としては、多飲多尿、食欲の低下、嘔吐などで気付かれることが多いです。

特に、開放性の子宮蓄膿症の場合は外陰部からの排膿があるので飼い主さんが早く気付

くことが出来ます。

しかしながら、閉鎖性の子宮蓄膿症では排膿されず、発見が遅れてしまいがちです。


子宮蓄膿症の疑いがある場合は、画像検査(エコー)・血液検査を行います。

また、血液検査では、白血球数の顕著な増加や好中球の左方移動、炎症マーカー

CRP)の高値や臓器への障害度合いを確認することが出来ます。

 

治療としては、基本的には外科的に卵巣と子宮全摘出を行います。

その後は3~6日程の入院が必要になります。

 

子宮蓄膿症は、発情の後で見られます。だらだらと出血が続くな・・

終わったと思ったらまた始まったな・・などの症状がみられたら要注意です!!

犬は、ヒトのように閉経がないため寿命がくるまで卵巣は機能しています。

高齢だから子宮の病気は大丈夫!ではなく、高齢だからこそ要注意と思って下さいね。

避妊手術を行うことで、予防することができます。

繁殖を考えていない方は、避妊手術を行うことをおススメ致します。